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投稿者: mitra

国際デザイン・ラボ|木と煉瓦とコンクリート / Wood, Brick, Concrete

2015-08-20 (国際デザイン・ラボ(KDL), 工法 / Construction Method)

現代インドネシアの建築工法は、日本における組積造とRC造、S造のラーメン構造を合わせたものが一般的です。

組積造は煉瓦やALCブロックを使用した壁式構造で、Practical column と Lintel といった臥梁の内側を組積で埋める工法となります。規模が大きくなり、またフロアが積層される場合には、柱梁のラーメン構造主体となり、梁は鉄骨の梁やトラスが用いられます。
また、床の構造はslab on grade(土間床)、suspended slab(浮き床)が用いられ、地盤の状況による杭の有り無しも決定されます。
日本では異種材料のハイブリッド構造は、構造適合性判定が必要でスケジュールやコスト面から敬遠される傾向にありますが、インドネシアでは設計条件や現場の状況によって建築可能です。

一方で伝統的な建築、写真は伝統建築ジョグロの架構。日本の寺院にも似た構造で、アジアに一般的な馴染みの工法ですが、伝統技術を受け継ぐ職人がいないために、移築転用の事例が主体となっています。
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煉瓦の積み上げ方にバリエーションがあるのも特徴的です。前述の臥梁との組み合わせによって剛構造を形成するため、面財としての煉瓦のレイアウトは比較的自由な表現が可能で、インドネシアの建築家の独自性を表現できる部分でもあります。
NIMAG1669

コンクリートと鉄骨のハイブリッドですが、鉄骨造のコストがコンクリートよりも高いために普及しており、工場建築といった機能的な大空間を必要とする際に採用されます。最近では柱にプレキャストコンクリートを使用する現場も増えてきています。職人の技量不足を考えれば、プレキャストを使用したいところです。
RIMG0467

このようにインドネシアでの建築工法の選定時には、日本の常識とは異なる各種工法選定の背景を押さえる必要があります。施工者のサブコンの情報まで抑えれば、適材適所プロジェクトに応じて業者選定が可能になります。

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